昼間・夜間2部制の専門学校が学生向けに行っている授業内容の配信。特に夜間学部の学生は限られた時間で授業に出席しているため、授業内容を見ながらの復習がしたいとの要望が多くありました。また、資格試験に向けた特別授業を配信することで生徒の満足度も向上しています。
元々、夜間部学生や資格試験向けの対策授業の対応として授業の動画配信を導入していた専門学校。夜間部生向けの配信数や閲覧数はほぼ平準化されていましたが、資格試験が近づく時期になると大幅に増大しました。この上昇部分の見積が難しく月間コストを抑えても、年間で見ると大きくなりました。
「授業をネット配信している」と紹介できれば程度の認識で導入したシステムだったので、どの程度利用されているのかはコスト面でしか把握していませんでした。しかし、どのような動画の閲覧数が多いかがわかれば、生徒の学びたい事柄や興味が全体としてわかります。また、どの生徒がどの動画を見ているかも把握できれば、個人の学習状況もわかるはずなのですが、当時のシステムでは不可能でした。
各学部学年ごとの区分けでの授業配信のみに対応したシステムだったので、補習を行う必要性がある場合、補習受講者のみに閲覧させるなどのフレキシブルな対応は不可能でした。
こういう場合は実際の授業を行うしかなく、時間や通学に問題があって補習になってしまった生徒に無理を強いることになり本末転倒な状態でした。
閲覧が増えるということは学生の学習意欲や学習回数の向上となります。掲載動画数や閲覧数の制限は学校が推進すべきことと相容れません。このことからも時期によるコスト変動は避けられない問題と言えます。以上のことを踏まえて既存システムのコスト構造を見直したところ、動画配信作業も含めた形で委託していたことがわかりました。
Videopackは簡単な画面遷移で動画のアップロードから配信までできるので、学校の職員が動画配信を行うことが可能となりました。アップロードは回線状況に依存しますが、動画の登録設定自体は1つの動画につき2〜3分程度なので、別業務の合間に行うことが可能な簡易なものなので対応可能でした。職員による対応に切り替えたことで大幅にコストが削減できました。
動画アップロードを行う管理ページでは、ユーザー管理や視聴状況の情報も閲覧できるようになっています。動画の閲覧回数は各学年ごとにどのような動画がどの程度見られているかが把握でき、求められている動画はわかるとともに教師側が見るべきと考える動画が見られていない等の全体的な学習状況を理解するのに役立ちました。
また、生徒各人がどの動画をどの程度見ているのかも確認できますので、テストだけではわからない個々人の興味や学習状況の把握が可能となり、きめ細やかなサポートが可能となりました。
グループ機能は学年や学部などの大人数なものから少人数のものまで作成することが可能です。また、ユーザーは複数のグループに所属することもできます。これによって通常運用する同学部・同学年のグループへの動画配信を行いつつ、補習を受けるべき生徒に対して別グループを作成・運用することも可能となりました。また、夜間部と昼間部で同じことを学ぶこともあるので、1つの動画を複数グループ向けに配信する機能も搭載しました。Videopackにはこのようなフレキシブルな閲覧権限の設定が可能です。
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